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2017.09.07

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レンズについて ~プラスチックとガラスの違い~

長所と短所

プラスチックレンズ

長所
  • プラスチック素材は有機物であるため、防傷コートや撥水コートなどをオプションコーティングできる。
  • 非常に軽く、ガラスレンズの1/2の軽さである。
  • メガネを落としたり、ぶつかったりしても、非常に割れにくい。
短所
  • 60°以上の熱により、レンズのコートにクラックと呼ばれるヒビ模様ができる。
  • 傷つきやすい
  • 数年たつと、レンズ自体が、やや黄色がかってくる。コーティングも経年変化によりやや剥離しやすくなっている可能性があるので、超音波洗浄機などはできるだけ使用しないようにして頂く

 

ガラスレンズ

長所
  • ガラス素材は無機物であるため、熱によりレンズのコートにクラックと呼ばれるヒビ模様ができにくい
  • 傷がつきにくい
  • レンズが歪みにくい
  • 経年変化がほとんどない
短所
  • 重く、プラスチックレンズの約2倍の重さがある
  • メガネを落としたり、物にぶつかるとレンズが割れやすい

一般注意事項

累進屈折力レンズ、単焦点レンズ共通一般注意事項

高温や急激な温度差はレンズを傷めます
  • 高温(60℃)以上にさらされたり、急激な温度差にあうと、コート膜にひび割れを生じる原因となります。
  • メガネを熱湯で洗ったり、ヘアドライヤーなどの熱風に当てないでください。またサウナでは使用しないでください。
  • 熱い油やアイロン、ストーブ、焼肉のコンロやホットプレート、火のついたタバコなど高温のものに近付けないでください。
  • 炎天下の車内は70℃~80℃近くになりますので、車内に眼鏡を放置しないでください。
  • 炎天下の砂浜は高温になりますので、メガネを放置しないでください。
  • 熱によってレンズやフレームが変形し、レンズがフレームから脱落する可能性があります。
  • 熱によるレンズの変形で度数が変化し、見え方に悪影響を及ぼす可能性があります。
有機反射防止レンズは、さらに右記の点にご注意ください
  • 有機反射防止レンズは従来のマルチコートに比べ熱によるひび割れが起きにくいレンズですが、85℃以上になるとレンズが変形する恐れがあります。
  • カラーレンズについては、強い紫外線でのご使用が続くと、色の変化が起こることがありますので、ご注意ください。
  • ハードコートのみのカラーレンズはお湯や、水に浸けないでください。色が抜けることがあります。
メガネが濡れたとき
  • レンズが濡れたときはすぐにふき取ってください。濡れたまま放置され、乾いてしまうと、水跡がシミとなって取れなくなり、見えにくくなります。また、フレームは金属部のサビや、樹脂の変色・変質の原因になります。
酸性・アルカリ性の洗剤(石鹸・ハンドソープ・ボディーソープ等)は使用しないでください
  • レンズを洗われる際、酸性・アルカリ性の洗剤を使われますと、コート膜が劣化し剥がれる原因となります。中性洗剤を薄めた液をお使いください。
薬剤や洗剤、化粧品などがついたときはよく洗い流し、拭き取ってください
  • カビ取り剤、薬剤(トイレ・浴用洗剤)や、酸性・アルカリ性の洗剤、化粧品、整髪料、ヘアスプレー、油、レモン、汗、等の果汁がついたときは、すぐに水洗いし、よく拭き取ってください。そのままにしておきますと、レンズにシミなどが残り、とれなくなったり、コート膜がはがれたりします。
超音波洗浄機の長時間の使用はお控えください
  • 長時間超音波洗浄機をご使用になりますと、レンズが傷む原因となります。メガネを上下左右にゆすりながら、1分以内を目安にご使用ください。
ポリカーボネイトレンズの特記事項
  • ポリカーボネイトレンズは素材特性上、耐薬品性が特に弱いので、薬品・化粧品等がレンズに付着しないように注意してください。特に、アセトン・トルエン・シンナー等の有機溶剤、ガソリン・灯油・酸性及びアルカリ性の洗剤・薬品・化粧品が付着しますと、ヒビ割れを起こします。その場合、衝撃を受けると破片で眼や顔に重傷を負ったり、失明に至る場合もありますので、十分にご注意ください。

取り扱い方

メガネの取り扱い方

メガネを掛ける時
  • テンプル(つる)をきちんと開いて、顔に添わせながら、正面よりゆっくりとかけてください。このとき、テンプルの先で目や顔をつかないように気をつけてください。
メガネをはずす時
  • テンプル(つる)をもって、顔に添わせながら、正面よりゆっくりとはずしてください。片方のみをもって無理に外してしまうと、破損や緩みの原因となります。
メガネを置く時
  • レンズの凸面を上向きにしておいてください。下向きにしますと、レンズにキズが入る原因となります。
メガネを拭く時
  • レンズを拭くときは、拭く方のレンズの外側をもってレンズ専用メガネ拭き(セリート)でそっと拭いてください。なお、メガネのレンズに、砂ほこりなど硬い異物がついた状態で拭き取ると、コート膜の剥がれや、キズの原因となります。
メガネレンズに埃が付いている時
  • レンズに埃や、砂がすいたときウは、まず、ぬるま湯で水洗いしてから、ティッシュペーパーで軽く水気を取り、そのあとメガネレンズ専用のメガネ拭きで拭いてください。から拭きしてしまうと、キズの原因となります。
汚れがひどい時
  • 汚れがひどいときは、ぬるま湯に、中性洗剤を薄めた液で、軽く洗い、その後水でよくすすぎます。あとは、ティッシュぺーパーで軽く水気を取り、メガネ専用メガネ拭きで軽く拭き取ってください。
使用しないとき・保管するとき
  • 持ち運びする際や使用しない場合は、手入れした上で、眼鏡ケースに入れてください。また、保管の際は、防虫剤、洗剤、化粧品、整髪料、薬品などの入った場所に保管しないでください。レンズ、フレームのの変質、変色、劣化の原因になります。

警告事項

プラスチックレンズでも強い衝撃があれば破損し、破片で顔に重傷を負う可能性があります
  • サッカーや野球などの接触プレーのある激しいスポーツの際、ボールや硬いものがぶつかったりした場合、レンズが破損し、破片で目や顔に負傷を負うことがあります。失明に至る場合もありますので、破損の可能性がある場合は、保護具(ゴーグル等)と併用してください。
濃度の濃いカラーレンズでの運転は大変危険です。
  • 濃度の濃いカラーレンズでは、トンネル内や屋内の暗い場所、夕暮れ時、夜間の運転には不適当であり、場合によっては光量不足で視力が低下し大変危険です。
昼間の運転の禁止
  • 濃度おおよそ92%以上(視感透過率8%以下)のレンズは、昼間でも光量不足で視力が低下することがありますので、運転や操縦には使用しないでください。
夜間・夕暮れ時の運転の禁止
  • 濃度おおよそ25%を超えるレンズ(視感透過率75%以下)のレンズは、光量不足で視力が低下することがありますので、夜間・夕暮れ時には運転や操縦には使用しないでください。
調光レンズはトンネルや、暗い場所での使用は危険です。
  • 色が濃くなった状態で光を遮断しますと色は淡くなりますが、時間がかかります。トンネル内や屋内駐車場等の暗い場所、夕暮れ時には急には淡くなりませんので、視力が低下し大変危険です。これらの場所や時間では使用しないでください。
特殊カラーレンズでの運転の禁止
  • 青・緑・赤などの鮮やかなカラーレンズは信号光が見えにくくなりますので、運転や操縦には使用しないでください。
太陽や強い光を直視しないでください
  • カラーレンズの濃淡や紫外線カットの有無にかかわらず、太陽や強い光を直視しないでください。目に重傷を負ったり、失明に至る場合もあります。
特殊作業の保護機能はありません
  • レンズは目の屈折を補正するための普通の眼鏡レンズです。強い衝撃には、たとえプラスチックレンズでも破損します。衝撃や溶接作業・特殊用途用紫外線・レーザー線・エックス線などから目を守る保護機能はありませんので、これらの作業に使用する場合は、専用保護具と併用してください。
見え方に異常があるときは・・・
  • レンズのキズやくもり、ヒビ割れ及び反射防止コート膜剥がれによって見え方に異常を感じたら、直ちに使用を中止し、当店にご相談ください。視力が低下したり、光があたりますと乱反射したりと、見えにくくなってしまします。夜間の運転にも影響がありますのでご使用はおやめください。
運転や操縦はメガネに慣れてから行ってください
  • 見え方や使い方に慣れないうちの運転や操縦は、距離感などがつかめず危険です。階段の昇り・降り段差のある場所での歩行なども同様です。万一慣れない場合には、すぐにご相談ください。
太陽光のあたる場所にはおかないでください
  • メガネは、そのままの状態で太陽光のあたる所に置かないでください。凸レンズの場合、その集光作用により、周囲を焦がす恐れがあります。

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