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2015.03.15
CATEGORYコラム
福井・鯖江の眼鏡産地生誕 110周年
ものづくりの歴史を刻む。その先に革新がある。
福井・鯖江 = 本物の価値。
福井・鯖江は「眼鏡の産地」として、世界に知られる存在であるため、
工場見学や問いあわせが世界中から届く。
港も空港も無いが、世界とダイレクトにつながっているためである。
産地とは世界中に様々な業態の産地があるのはご存知でしょうか?
時計でいえば、スイスのラショードフォン、
靴でいえばイギリスのノーザンプトン。
これらの町同様、鯖江・福井にはめがね関連の企業が集中し、
世界一の眼鏡産業の集積地となっている。
特に、その品質に対する信頼は厚い。
その精密な最先端の技術を活かした、他業種からの部品開発や製造依頼も年々増加している。
OEM製品も含めて、世界のセレブリティが愛用しているのが
FUKUI/SABAEのアイウェアであることが多い。
何が普通の眼鏡とちがうのか。
それは掛けてみれば分かる。
絶たえず肌に触れている部分の快適さ、軽さ、視界のぶれのなさ。
全てが心地よく、ぴたりとしている。
その心地よさを支えているのは110年の歴史でつちかわれ、
受け継がれてきた職人技だ。
技術の習得には何十年も要する。
流れ作業のクオリティは良しとしない、職人の目がそこにある。
さらに最先端の技術がめがねにぎゅっと集約されている。
めがねには実に200以上の工程があり、どれも精密な技術や精度が必要とされる。
産地にはパーツや工程を担うスペシャリスト企業が多数あり、
ひとつのめがねは企業から企業、職人へと渡され完成される。
これらの技術は、ウェラブル元年の今、世界から熱い注目を集めている。
「福井・鯖江ならきっとこれを可能にしてくれる」とIT企業やメーカーなど
異業種の訪問者が後を絶たない。
ものづくりを担うのは人だ。
そして人は歴史の中で磨かれる。
福井・鯖江のめがねの110年の歴史は、日本のものづくりの原点を教えてくれる。
引用:日本経済新聞 2015年3月15日 朝刊