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2026.09.01

CATEGORYお知らせ , コラム

コラムVol.8 プラスチックフレームにも種類がある?アセテートとセルロイドの違い

メガネのフレームにはさまざまな素材がありますが、プラスチックフレームにも実は複数の種類が

あることをご存じでしょうか。

 

普段メガネを選ぶ際は、デザインや色、形に目が向きやすいですが、実はフレームに使われている

“素材”によって、掛け心地や質感、印象は大きく変わります。

一見すると同じように見えるプラスチックフレームでも、素材によって艶感や色柄の表現、掛けた時の

重量感や肌あたりは大きく異なります。また、長く使用していく中で現れる経年変化にも違いがあり、

それぞれの素材ごとに異なる魅力や個性があります。

セルフレームたち

 

現在、プラスチックフレームの代表的な素材として広く使われているのが「アセテート」です。

アセテートは、綿花や木材パルプ由来の繊維を原料として作られており、透明感のある色味や美しい

艶感が特徴です。べっ甲柄やクリアカラー、マーブル模様など、色柄の表現が豊かで、ファッション性

の高いフレームによく使用されています。

 

また、アセテートは生地を何層にも貼り合わせることができるため、奥行きのある色合いや立体感を

表現できるのも魅力の一つです。磨き上げることで独特の滑らかさや光沢感が生まれ、肌あたりも

柔らかくなります。

 

鯖江の眼鏡でも多く採用されている素材であり、職人による丁寧な磨き工程によって、機械加工だけ

では出せない深みのある艶が引き出されています。

一方で、アセテートは比較的しっかりした厚みを持たせやすい素材でもあるため、フレームによっては

多少重量感を感じる場合もあります。しかし、その程よい重厚感が、フレームの存在感や高級感に

つながるのもアセテートならではの魅力です。

アセテートフレーム

アセテート製のフレーム

 

そして、もう一つ古くから愛されている素材が「セルロイド」です。

現在では生産量そのものが少なくなっていますが、鯖江の一部ブランドでは今でも職人の手によって

作り続けられています。

 

セルロイド最大の特徴は、独特の深い艶感と硬質な質感です。磨き込まれたセルロイドは、アセテート

とはまた違う、引き締まった光沢感があります。ヴィンテージフレームやクラシックデザインとの相性

も良く、“昔ながらの眼鏡らしさ”を好む方から高い支持を集めています。

 

また、セルロイドは使い込むほどに風合いが増し、経年変化を楽しめる素材でもあります。その一方

で、加工には高度な技術が必要で、現在では扱える工場や職人も限られています。そのため、

セルロイドフレームには、単なる素材以上に“職人技術”そのものが詰まっているとも言えます。

セルロイドフレーム

セルロイド製のフレーム

 

このように、同じプラスチックフレームでも、素材によって掛け心地や見た目の印象は大きく変わり

ます。

 

柔らかい印象や色柄を楽しめるアセテート。

深い艶感やクラシックな質感を楽しめるセルロイド。

 

それぞれに異なる魅力があり、素材を知ることで眼鏡選びはさらに奥深くなります。

普段はデザインやブランドに注目しがちですが、実は“素材”こそが眼鏡の雰囲気や掛け心地を大きく左右しているのです。

毎日使うものだからこそ、デザインだけでなく、素材にもぜひ注目してみてください。

次回以降、それぞれの素材の特徴や魅力をさらに詳しくご紹介したいと思います。

 


次回、「アセテートフレームの魅力とは」

ぜひお楽しみに。

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